リハビリを兼ねて受験した、日商の平成26年度 第138回 簿記検定試験 2級に合格していた。けっこうちゃんと、頭はたらくのね。
入社してからずっと「簿記は、どこかで絶対に学んでおかねば」と思っていたが、ようやく本気で手をつけ始めた。診断士の勉強をしたことが、大きなきっかけになったのだと思う。そのあたりから「ちゃんと会計を勉強しておきたい」って思うようになった。で、数年前に、大手スクールの税理士講座「簿記論*1」を受講してみた。そのときは、一通りのインプットを終えたあたりで体調が悪くなり、以降の勉強、そして試験の受験を断念した。気楽に勉強していたつもりだったが、やはりどこかでムリをしていたのだろう。
まま、そのあたりは、また別の機会に書くことに(書かないかもしれないが)。話を戻して、今回の試験結果はこんなもんだった。3問目、10点しかとれていないのが、とても恥ずかしい。けっこうなブランクはあるものの、本当に「簿記論」勉強してたのか?自分。。
1問 | 2問 | 3問 | 4問 | 5問 | 合計 |
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16点/20点 | 18点/20点 | 10点/20点 | 16点/20点 | 20点/20点 | 80点/100点 |
教材や勉強方法は、色々試してみたが、最終的には「柴山式簿記 短期マスター講座」と「過去問」に落ち着いた(過去問は絶対にはずせない)。柴山式は、インプットが凝縮されており、かつ講義がスピーディーなので、短期間でインプットを完了できるところが魅力的。やったことは次のとおり。
- 商業簿記(1問〜3問):一通り講義を見て、一通り練習問題をこなした。あとは、過去の遺産で戦えるだろうと思っていた。が、結果は上記の通り。ちゃんと練習すべきだった。。
- 工業簿記(4問、5問):まるっきり初めてだったので、とにかくまずは、講義を見てみた。で、よくわからなかったのだが、「わかったつもりで先に行く」と講義で繰り返し言われるので、とりあえず先に進めて、一通り例題をこなした。そして、もう一回講義を見直してみると、、これがよくわかる。工業簿記が(見落としがあったにもかかわらず)9割とれたのは、柴山式のおかげだと思う。
「柴山式」に落ち着く前に試してみた、工業簿記の書籍について、少しだけコメントしておく。ご参考まで。
イメージ | 書籍名 | 出版社名 | コメント |
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合格テキスト | TAC出版 | 結局、この本が一番よかった。ただ、とっつきにくい。しっかりと解説されているため、工業簿記をきちんと理解したい人は、これを丁寧に読むのが、結局は近道になりそう。 | |
簿記の教科書 | TAC出版 | 上記「合格テキスト」にメリハリをつけ、コンパクトにしたような本。「合格テキスト」より、ずっととっつきやすい。説明は簡潔で明瞭。基本問題もしっかり掲載されているので、この1冊と過去問だけで、合格ラインを突破できるのではないかと思う。ただ、「合格テキスト」を読み込んだ方が、理解が深まると思う。 | |
スッキリわかる | TAC出版 | 基本問題の解き方を、丁寧に解説している。典型的な問題の解法をマスターするにはよい本なのかもしれない。ただ、自分は、あまりしっかり理解できなかった(なのでスッキリもしなかった)。加えて、あのごちゃごちゃした感じがあまり好きではない。なもんで、上記の「簿記の教科書」の方が、ずっとよかった。 | |
サクッとうかる | ネットスクール | 丁寧かつコンパクトに解説されている。初学者がつまづきそうな箇所もピックアップし、解説されているので、上記の「スッキリわかる」よりわかりやすかった。 | |
パブロフ流 | 翔泳社 | とっつきやすさは一番。問題を解く過程まで丁寧に記載されているので、紙に書いて計算する時間が取りにくい人が、すき間時間に勉強するにはおすすめ。 |
次は1級かな。
*1:税理士試験においては、会計科目である「簿記論」と「財務諸表論」の合格が必須。残りの3科目は、税法。