社内の手続きとか、ぜんぜん知らなくって、ぜんぜんできなくって、言われたことすらできなくって、めげそうになっていた。そんなところに舞い込んできたのが、ビルド・テスト・デプロイの自動化のヘルプ。助かった。仕事としては、圧倒的に楽だ。比較にならん。そういえば、今まで、こういう誰もやらないところを、地味にやってきたなぁ、としみじみ。
しかし、2年間の完っ全な空白により、すっかり浦島太郎の自分。「どんな技術を使うんだろう」とワクワク冷や冷やしていた。が、何のことはない、全部「Ant」だった。
この本、捨てていなくてよかった。ほんと、長くお世話になっているなぁ。
- 作者: Steve Holzner,長瀬嘉秀(監訳),株式会社テクノロジックアート
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2005/11/18
- メディア: 大型本
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「アン・アン・アントっても大好き」ってわけではないんだけど(XMLだし)、嫌いでもない(虫は嫌いだけど)。あらためて、シンプルで、使い勝手はいいなぁと思う。まだ、Javaとか、ぜんぜん読み書きできるとは思えないけど、Antなら、なんとかなりそう(実際、なんとかなりつつある)。そこそこ読みやすいし、そこそこ柔軟だし。
例えば、「ファイルセット」。多くのタスクが、ファイルセットに対応しているから、すごくよく使うと思う。「ディレクトリ"srcdir"中にある、3月5日の18時30分以降に作成・更新されたJavaファイル(ただし○○Test.javaファイルを除く)のうち、ファイル中に"higher.tomorrow"という文字列が含まれるもの」のファイルセットは、次のように書くだけ*1。
<fileset dir="./srcdir" includes="**/*.java" excludes="**/*Test.java"> <contains text="higher.tomorrow"/> <date datetime="03/05/2015 18:30 AM" when="after"/> </fileset>
うん。シンプルで、読みやすい。初めて見ても、なんとなく意味わかるし。
まぁでも、XMLではなくって、スクリプトだと柔軟性が上がるってのは、そりゃあそうだろうなぁ(虫は嫌いだけど)。「ついにGroovyデビューか?」と思っていたのだが、間に合わなかった。
Gradle徹底入門 次世代ビルドツールによる自動化基盤の構築
- 作者: 綿引琢磨,須江信洋,林政利,今井勝信
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2014/11/07
- メディア: Kindle版
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仕方がない。しばらくは、鼻声*2とアントでいくか。今は、オッサンか。