SEのキャリアって

最近よく、自分のキャリアについて考える。そういう年齢、年次なのだと思う*1
SIerシステム開発まわりの仕事をやっていると、管理職と営業を除くと、大きく、次の3種類の職種がゴールにあるように思う。ITSSITスキル標準)のレベル7も、似たような感じだ。

正直、どれにもなれそうにない。。この中から選ぶというのも、なんか、的外れな気がしてならない。
う〜ん、今だったら何ができるだろう。中小規模(サーバ10台程度、プログラム10万ステップ程度)のシステム開発で、プロジェクトの体制があり、各種調整の難易度が比較的低く(数ステークホルダで、コミュニケーションルートがある)、業務的な専門性や難易度も比較的低く、技術的な難易度が中程度である場合には、「ITアーキテクト兼プロジェクトマネージャ」とか、いけるかもしれない*2。いや、本当に。
あと、IT技術関連の資格試験の講師とか、いいかもしれない。これはけっこう自信ある。兼業で、できないかなぁ。


ITコンサルタントは、憧れではあるが、、

ITコンサルティングの基本

ITコンサルティングの基本

結局、個人のスペックがものをいう。飾ることもなく、卑下することもなく、「これがありのままのITコンサルタントなのだろうな」と思わせられる一冊。相当厳しい*3。。


悩みは深く、こんな本を手にとってみた(購入もした)。

キャリアノートで会社を辞めても一生困らない人になる

キャリアノートで会社を辞めても一生困らない人になる

面白いコンセプトの本で、ほとんど自分で手を動かすことになる*4。本書で扱われている、各々の(思考や分析の)フレームワークは、似たようなものが組織内に転がっていたり(または活用されていたり)するのではないだろうか。体系的にまとまっていて、かつコンパクトである点がよいと思う。自分的に最もよかったのは、久しぶりにゼロベースで考えられたこと。普段は、どうしてもIT業界だったり、システム開発からスタートしてしまうから。で、芸術だったり、教育だったり、研究だったり、むいてそうでやりたい分野があるなぁと。


むむむ。

*1:もちろん“自分が”の話。しっかり考えて、新卒で入社してくる人だっているし。

*2:お客様次第だけど、“ちゃんと”ウォーターフォールやるよ。

*3:色々厳しいが、、例えば今の会社で「貢献している人上位10%」など入れっこない。そんな輩を、月に何百万も払ってまで買ってくれる企業はないよなぁ。人月100万円くらいで売るのだって、すごくすごく大変なのに。

*4:同書、P.115〜116に『書店にはたくさんのキャリアに関する本が売られている。しかしそのほとんどが、...(途中略)...具体的にどのようにキャリアを構築すればよいのかについては、書かれていないのだ。そんな問題意識から、私は本書を書こうと決心したのである。』とある。