Andoroidアプリケーション技術者

「Andoroidアプリケーション技術者認定試験ベーシック」に合格した。学習期間は約1ヶ月。“ベーシック”とあるだけあって、確かにベーシック。問われるポイントは決まっているし、問われ方も平易(試験特有の“ひっかけ”はあるが)。時間は、見直しまで終えても、まだ30分近く残っていた。わからない問題は、数問しかなかったのだが、、結果を見ると、10問近く間違えたっぽい。「アプリケーションの公開」の出来が50%になっているので、ココが原因か。ま、でもココはいいやw


そもそもAndoroidは、「今さらだが、Androidがすごい - あしのあしあと」で、開発・デバッグツールの充実っぷりに感動して以来、ほとんどいじくってなかった。しかし、時間的に余裕があるので、システムエンジニアへの復帰を兼ねて、そのアーキテクチャを簡単にお勉強しておこうと思った。
そんなこんなで、後述する4冊の書籍で学習を開始した。はじめは、登場人物がよくわからなかったので、いつも通り、ソースコードを参照しながら整理した。これで、いっきに理解が深まった。ちなみに、Androidフレームワークは、ネストされたインターフェースやクラスを多用しているからか、ファイル数が意外に少ない(と感じた)。もちろん、1つ1つのファイルは、けっこうなボリュームになっているのだが。
で、作成したのが以下の図。「ユーザインターフェース」と「基本コンポーネント」の分野で、試験に問われる、大事なクラスとメソッドを中心に整理してみた。


<ユーザインターフェースの主要なクラス>


<基本コンポーネントの主要なクラス>


図はすっきりしていないものの、気分はすっきり。クラス、メソッド、関連線はけっこう絞ったつもりなのだが。ちなみに、通信やストレージまわりの登場人物も整理したが、比較的シンプルだったので、ここでは割愛。


最後に、試験対策に使った4冊の書籍の感想をメモしておく。

(1) 技評のテキスト

Androidアプリケーション開発標準資格教科書 Androidアプリケーション技術者認定試験ベーシック対応 (EXPERT EXPASS)

Androidアプリケーション開発標準資格教科書 Androidアプリケーション技術者認定試験ベーシック対応 (EXPERT EXPASS)

学習の序盤では、この本がとても役に立った。簡潔にまとめられており、サンプルコードの抜粋も的確で、とてもわかりやすい。この本をスミズミまで読み込めば、それだけで合格ラインに届くと思う。最後についている模擬試験は、本番よりもやや取り組みやすいので、要注意。

(2) 翔泳社のテキスト

携帯OS教科書 Androidアプリケーション技術者ベーシック

携帯OS教科書 Androidアプリケーション技術者ベーシック

(1)ほどは、読みやすくないと感じた。なので、(1)を読み終えた後に、プラスアルファの知識を身につけるために活用した。問題量がけっこうあるので、知識の確認にはもってこい。最後についている模擬試験は、本番と同レベルか、本番よりやや難しい。ここで70%を越えられるなら、合格ラインに到達していると思う。

(3) インプレスの問題集

徹底攻略 Androidアプリケーション技術者認定試験ベーシック問題集 (ITプロ/ITエンジニアのための徹底攻略)

徹底攻略 Androidアプリケーション技術者認定試験ベーシック問題集 (ITプロ/ITエンジニアのための徹底攻略)

  • 作者: ACE試験対策委員会,橋爪香織,Open Embedded Software Foundation(OESF),株式会社ソキウス・ジャパン
  • 出版社/メーカー: インプレス
  • 発売日: 2011/06/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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まんま、問題集として活用した。大事な箇所は、(1)や(2)と重複しているので、やっているうちに、ポイントがわかってくる。最後についている模擬試験は、本番と同レベルか、本番よりやや難しい。2冊だけ選べと言われたら、(1)と、この本にする。

(4) 日経BPの問題集

ANDROIDアプリケーション技術者認定試験ベーシック対策実践問題集

ANDROIDアプリケーション技術者認定試験ベーシック対策実践問題集

問題のバリエーションに慣れるために活用した。この問題集にしか掲載されていない問題もけっこうあり、他の3冊と組み合わせても勉強になった。


結果、短期間で、手っ取り早くAndroidへの理解が深められた。ちなみに、私、まだガラケーフィーチャーフォン)を使っております。