色々とあってアップが遅くなったが、2月17日にDevelopers Summit 2012(デブサミ)の2日目に参加してきた。自分が聴講したセッションの感想をメモしておく。
- 「エンタープライズシステム開発とクラウドの未来」:SIerのお客さんは、システムを使って、さらにそのお客さんとつながりたいんだよなぁと。そういうシステムが“基幹”システムって呼ばれる時代が来るのかもしれない。時代の水際に立っていることを感じられた。
- 「JavaOne Tokyo と Java の今後について」:Javaは進化していて、今後も進化すると。Nashorn、Jigsaw、Java FX、Java EEなどなど。Strutsは時代遅れって言われた。@Multitenantアノテーションって、、大胆にもアノテーションで指定できるようになるの?
- 「オフェンシブな開発」:“保険屋”って言われた。で、すっきりした。『リスクを丸抱えする体力』がSIerとしての競争優位の源泉になってしまっていたのだと。。あと、「ソフトウェアの品質はいつ決まるのか?〜「Point of Sales」から「Point of Use」へ | Social Change!」の話にも納得。“ソフト”ウェアだしね。
- 「Axure RPによる画面プロトタイプを活用した要件定義の改善」:確かに便利そう。でも、HTML+CSS+JavaScriptで作るとそんなに工数がかかるのかなぁ。定量的な改善の程度を聞きたかった。
- 「アジャイルマニフェスト ディケイド」:『自分が何をつくっているのか』> 確かに把握したつもりになってしまう。『人とソフトウェアの間に価値がある』 > なるほど、とても納得。『どうやってつくるのが自然か、理想か』 > そういう風に考えたことなかった。『パターンとは繰り返しつまづいてきたこと』、『現場は全て異なる。やりゃいいってもんじゃない』、『パターンをかみしめる』 > 思考停止にならないようにならないように。
- 「ニフティクラウド」:書籍の執筆者たち。書籍の内容は、ニフティクラウドに限定というわけではないらしい。ニフティクラウド、ネットワーク早いらしい。運用面では、ZabbixやMuminの話題も。テーマ(ほぼ)なしの質問大会へ。ちょっともったいない気がした。
- 「From Legacy to Agile」:エンドレスモード。もちろんちゃんと終わったが。レガシー経験しかない自分にとっては、アジャイルって本の中のモノでしかない。その壁(たったそれだけの壁なのかもしれないが)を感じた。
随時追記
自分が聴講したセッションに関連するページを(講演資料など)。
- JavaOne 2012 Tokyo 外人スピーカー&ご注意事項 | 寺田 佳央 - Yoshio Terada
- デブサミ2012で講演しました〜デブサミ10年の歴史と共に得た経験の恩返しと10年先のビジョン | Social Change!
- 【17-C-4】「Axure RPによる画面プロトタイプを活用した要件定義の改善:野村総合研究所、NTTデータの事例紹介」松永充弘氏
- 【17-C-4】「Axure RPによる画面プロトタイプを活用した要件定義の改善:野村総合研究所、NTTデータの事例紹介」細谷賢一氏
- 『アジャイルマニフェスト ディケイド』(Developers Summit 2012, 17-B-5) - 角谷HTML化計画(2012-02-17)
- 「ニフティrクラウドユーザーブログ」は、移転しました。
- 三周まわったおれたちのアジャイル
- デブサミでレガシー開発とアジャイル開発のお話をしてきました。 - regtan’s TechNote
- デブサミで僕が話したことの簡単なまとめ - 宇宙行きたい