「経営情報システム」に苦戦

週末に、中小企業診断士1次試験「経営情報システム」平成22年度の過去問をやってみた。余裕だろうと思っていたものの、結果は84点(25問中、4問不正解)。。ずどーん。もしかしてプロ失格?
微妙な表現が何を意味しているのか読めず、コトのほか苦しんだ。全く手も足も出なかったのが、IPA価値指向マネジメントフレームワークの内容に関する問題。知らんし。あと、全く勉強していない統計の問題も1問落とす。そして残りの2問は、、今だによくわからない。本試験で出ても、まずとれないだろうな。

【平成22年度 経営情報システム 第11問】
近年、インターネットを介して多様な情報システムサービスが提供されるようになった。代表的なネットワークサービスに関する記述として最も適切なものはどれか。


ア. インターネット上のどこかにある販売管理向けソフトウェアを利用し、自社ではそのソフトウェアを持たない仕組みはASPである。
イ. 業務用のアプリケーションソフトウェアパッケージを、インターネットを介して顧客がダウンロードして利用するサービスはサース(SaaS)である。
ウ. メッセージ交換をXMLで行い、通信はSOAPのデータおよび命令交換ルールに従って行う仕組みはWebサービスである。
エ. ユーザの要求に応じてネットワーク設備を割り当てるサービスはパース(PaaS)である。

http://www.lec-jp.com/shindanshi/support/kakomon/pdf/1ji_q/h22/1ji_h22_6_q.pdf

アは正しそう。自社ではなく、ネット上にあるソフトを使うってことでしょ。保留。
イはきわどい。「ダウンロード」の定義次第ではあるが、「ダウンロードせずに利用する」を正解にしたいと思われ、きっと誤りだろうと。
ウは誤りだろう。まず、SOAPはHTTP上だけではないので、SOAP通信だからWebサービスではない。たとえHTTP上でSOAP使っていても、公開していなければWebサービスにならないし。てか、昨今のWebサービスってRESTも多いし。なので誤りだろう。
エは「ユーザの要求に応じてネットワーク設備を割り当てる」のイメージが全くわかない。。さすがにPaaSではないので、誤り。


で、ぶぶー。
正解は“ウ”らしい。なぜ(; ;)

【平成22年度 経営情報システム 第18問】
情報システム開発の上流工程に関して留意すべき事項が、例えば原理原則として、いくつか提案されている。そのような留意すべき事項の記述として最も適切なものはどれか。


ア. 開発プロセスの進展に合わせて反復して行う多段階の見積りは、見積り変動により発注者や開発者のリスクを増大させる。
イ. 数値化していない要件は、それを満たしているか否かの判定基準が人によって異なるので、数値化すべきである。
ウ. 要件定義に未確定な部分があるときは、漏れがないように決定を先送りすべきである。
エ. 要件定義の設定は、発注者と開発者の共同責任である。

http://www.lec-jp.com/shindanshi/support/kakomon/pdf/1ji_q/h22/1ji_h22_6_q.pdf

「情報システム開発の上流工程」とあるので、きっとウォーターフォール型の開発プロセスの話だろう。「原理原則として、いくつか提案されている」とは何を指すのだろう?
アは誤り。反復して見積もりを行えば、変動によるリスクは減少する。
イはきわどい。数値化できるならした方がよい。でも、全ての要件が数値化できるわけではないので、誤りだろう。
ウは誤りだろう。先送り「すべき」ではないから。でも、決定を先送りすることはあって、「漏れがないように(先送り)すべき」と読んでしまうと、きわどい。
エは正しそう。要件定義は発注側と開発側が協力しなければ進まない。つまり、どちらにも責任がある。


で、ぶぶー。
正解は“イ”らしい。なぜorz