サイバーセキュリティモニタリング(環境構築編)

仕事で、「セキュリティ」をやることになった。まさか、今になってやることになるとは。。ま、せっかく来たチャンスなので、なんとか結果を残したいところ。


何年もセキュリティから離れていたので(というか、IT から離れていたので)、どうにかして、キャッチアップしないといけない。のだが。なんか、情報がとれない。ここ数年で、何があったの?
「いい情報はないかなぁ」って探していたら、面白そうな本を見つけた。仕事とは、ほぼほぼ関係ないのだが。

実践サイバーセキュリティモニタリング

実践サイバーセキュリティモニタリング

ムダがなく、読みやすい。薄い本ではあるが、手を動かすところが多くて、一気には読めない感じ。


1 章は、全般的な話や、以降の章の位置づけなどが書かれている。さらっと読むだけ。2 章になって、すぐに、手を動かす環境が必要になる。なので、まずは、環境構築をすることに。


とにもかくにもホスト OS を準備しないとなのだが、、手元には、いつも使っている Windows 10 Pro しかない。。スペックたいしたことないし、よくエラーで止まる(ブルースクリーンもどきが出る)し、使いたくないけど、やむなし。「Hyper-V マネージャ」を有効にした。
とりあえず「仮想スイッチ(外部)」を作成して、仮想マシンの作成へ。

攻撃するホストの準備

Kali Linux」を使う。これだけで、それっぽい。なんかいい。でも、久しぶりの Linux。久しぶりすぎて、ユーザを作成するコマンドすら覚えていない。笑えない。

まず、次の URL から、iso イメージをダウンロードする。
https://www.kali.org/downloads/

どのイメージをダウンロードするか。結局、選んだのは、コレ。色々はまった結果、コレ。

  • Image Name: Kali Linux 64 bit
  • Version: 2016.2


何に「はまった」か、メモしておく。
まず、32 bit だと、ファイルシステム作るところでストップする。5 回くらい色々な条件で試してみたが、必ず同じところでストップする。
64 bit で、「Grafical install」を選択してインストールしたところ、ファイルシステムは作れた。インストールも完了した。ただ、OS が起動しない(真っ黒な画面のまま)。これも 3 回くらいやってみたが、同じ結果に。
イヤになって、64 bit の Light を入れてみた。「日本語」を選択してインストールしてみたところ、うまく入り、起動もしたのだが、如何せん文字化けが酷くって、全く使えなかった。なので、「英語」を選択して入れてみた。こっちは、さくさく動く。
もう Light でやろうと思っていたが、今一度と、64 bit で、普通の「install」を選んでインストールを試みた。すると、普通に入った。「Grafical install」と何ら変わりのない画面(そのままテキストベースにしただけ)なのにだ。普通に GUIGNOME)も入っている。何のために「Grafical install」を作ったんだ?
原因はサッパリわからず。結果オーライ。

標的となるホストの準備

脆弱性が多いから、Windows 7 Service Pack 1 (32 bit) 英語版(以下、Win7SP1EN)を用意しろと。ココから、ダウンロード。
https://developer.microsoft.com/en-us/microsoft-edge/tools/vms/windows/

次を選択し「Download zip」ボタンを押下。ダウンロード後、解凍。

  • Virtual Machine: IE8 on Win7
  • Select Platform: HyperV (Windows)

あとは、Hyper-V マネージャから、仮想マシンを作成するだけ。
「既存の仮想ハードディスクを使用する」を選択し、展開した「Virtual Hard Disks」フォルダの「IE8 - Win7.vhd」を選択する。ここまで細かくメモしていなくても、容易に再現できるって。

最後に、一部の設定をいじる。

  • コントロールパネルから
  • フォルダオプションから
    • 拡張子の可視化
    • 隠しフォルダの可視化


とりあえず、なんとか環境はできた。

2017/03/19 追記

REMnux も動かしたくなった。が、最新バージョンは、ova ファイルしかなかった。まぁそうかもね。なので、VirtualBox 上で、環境を作り直すことにした。ダウンロードページ から、次の 2 つをダウンロードし、インストールする。

あとは、各ディストリビューションova ファイルをダウンロードし、実行するだけ。
Kali Linux と WIN7SP1EN は、すんなり入った。肝心の REMnux は、入るは入ったものの、Extension Pack がうまく適用されない。でた。まぁた環境か。

仮想光学ディスク C:\Program Files\Oracle\VirtualBox\VBoxGuestAdditions.iso をマシン REMnux 6.0 に挿入できません。

Could not mount the media/drive 'C:\Program Files\Oracle\VirtualBox/VBoxGuestAdditions.iso' (VERR_PDM_MEDIA_LOCKED).

終了コード : E_FAIL (0x80004005)
コンポーネント: ConsoleWrap
インターフェース: IConsole {872da645-4a9b-1727-bee2-5585105b9eed}
呼び出し先: IMachine {b2547866-a0a1-4391-8b86-6952d82efaa0}

どうしてよいかわからず、試行錯誤。するも、Kali Linux のようにはいかないようだ。。基本に立ち返って、「仮想 CD が(一応)入るのだから、OS 側で起動すればよいのでは?」と。

$ sudo mount -t iso9660 /mnt/cdrom
$ cd /mnt/cdrom
$ sudo ./VBoxGuestAdditions.run

あっさりうまくいく。えー。
何にせよ、やっと、環境構築完了。